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INFORMATION2023年06月25日~栄養ブログ~自律神経を整える
6月も終わりが近づき、本格的に梅雨が始まる時期となりました。
梅雨になると気温差や気圧の変化も激しくなり、体調も崩しやすくなります。
そこで今回は、私たちの体の調子を整えるために重要な役割を果たしている『自律神経』を整えるのに効果的な栄養素と食材をご紹介します!
☆自律神経とは
まず自律神経とは、体の動きを調節する神経のことです。
主に体を動かす役割を担う『交感神経』と、逆に体を休ませる役割を担う『副交感神経』の二つから成り立っており、それぞれのバランスを取ることが非常に重要です。
~自律神経を整える栄養素と食材~
〇GABA(γ-アミノ酪酸)
GABAには脳や神経をリラックスさせる作用があります。
GABAの正式名称をγ-アミノ酪酸といい、もともと人間の脳や神経の中にある神経伝達物質です。
体の自律神経を整えるためには欠かせない成分になります。
GABAは穀物や野菜・果物などに含まれており、その中でも気軽にたくさん摂れるのがトマトです。
ちょうど今が旬の食材ですね。
〇タンパク質やビタミンB6
GABAを摂取することも重要ですが、体内にあるGABAを増やすことも必要です。
体内でGABAであるアミノ酸の代謝を助けるため、たんぱく質が体内で分解、再合成されるためにはビタミンB6のサポートが必要です。
魚や肉などの動物性食品にはたんぱく質もビタミンB6も多く含まれるので効率的です。
〇トリプトファン
トリプトファンを摂取すると脳内ホルモンであるセロトニンを増やすことができ、不足すると睡眠不足や睡眠の質を低下させ、不眠症につながることもあります。
しかしトリプトファンは体内で生成できません。なので、食事から摂取する必要があります。
トリプトファンが多い食材は、豆腐や味噌などの大豆製品・チーズや牛乳などの乳製品・米などの穀類になります。
炭水化物とビタミンB6を一緒に摂ると、脳内でトリプトファンの合成が促進されます。
〇ビタミンD
ビタミンDはセロトニンを調整し、うつ病や自律神経に関わるメンタル症状に効果があります。自律神経だけではなくカルシウムや骨の代謝に欠かせない栄養素です。
日本人は特にこのビタミンDの摂取量が低いといわれており、日頃から気をつけて摂取する必要があります。
ビタミンDを多く含む食品としては、きくらげや椎茸などのキノコ類・内臓ごと食べられる魚(ししゃも・しらす干し)が挙げられます。
イキイキした毎日をつくるのは、よりよい食生活から!
規則正しい生活を送るのが難しい、ストレスを受けやすいという方こそ、
是非食事面を一度改善してみてはいかがでしょうか。