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INFORMATION2022年08月23日~第9回栄養ブログ~ 便秘の時に摂りたい栄養素と食品
そこの便秘気味のあなた!!!
「たかが便秘」と思ってはいませんか?
便秘を放っておくと、体に様々な異変をきたしますよ~(/_;)
早めの対応や、便秘にならないための対策が必要です。
便秘の要因
腸の働きが滞ったり(弛緩性)、便意が低下したり(痙攣性)して便が固くなり、排便の回数や量が減ります。
症状が重くなると、膨満感や腹痛、食欲不振などを起こします。
腸の病気が原因の場合もありますが、旅行などの変化、ストレス、便意を我慢するなどでも起こります。
また、ダイエットで極端に食事量を減らすことで起こるケースもあります。
便秘の対策
朝食を抜くなどの不規則な食事は改めて、規則正しく食事を摂る、毎日決まった時間にトイレに行く、
適度な運動を行う、などの改善をしましょう。
便の量が減るほどの無理なダイエットはやめ、適切な量の食事を摂りましょう。また、水分不足は便を固くするので、水分はたっぷり摂ります。
朝目覚めてすぐに水や牛乳を飲めば、腸が刺激されて便意が生じやすくなります。
整腸作用のあるビフィズス菌や乳酸菌を含む乳酸菌飲料やヨーグルトはおすすめです。キムチなどの発酵した漬物にも乳酸菌が含まれています。
食物繊維は便のかさを増やし、乳酸菌のエサになって腸内環境を整えたり、腸の運動を活発にさせたりするため、欠かさずしっかり摂りたい成分です。
必要な栄養素と食品
〈食物繊維〉
野菜、きのこ、海藻、豆、果物など
切り干し大根→干すことでビタミンB群やカリウムも凝縮。
干ししいたけ→天日に干すことでビタミンDも豊富になる。
〈乳酸菌類〉
発酵食品(乳製品、漬物など)
発酵した漬物全般に多く含まれます。
植物性乳酸菌は胃酸にも強く、腸まで生きたまま届きやすいと言われています。
発酵が進んだもの(酸味が増したもの)ほど豊富。
〇効果的な食べ方〇
◆不溶性食物繊維は野菜や豆から
便の水分保持を助け、便のかさを増やす働きがあります。
野菜、きのこ、豆などに豊富です。
ただし痙攣性便秘の場合は腸への刺激となるので控えましょう。
◆水溶性食物繊維は果物や海藻から
腸内環境を改善する働きがあります。果物、海藻、こんにゃくなどに豊富です。弛緩性便秘・痙攣性便秘のどちらにも有効です。
◆乳酸菌類はできるだけ加熱しない
乳酸菌類は熱に弱いので、キムチなどの漬物はそのまま食べましょう。料理に用いるときは炒め物より和え物にするなど、できるだけ火を入れないように調理すると効率よく摂取できます。
◆牛乳や香辛料で腸に刺激を与える
弛緩性便秘の場合は、冷たい牛乳を飲んだり、唐辛子などの刺激のある香辛料を料理に用いたりして、腸に刺激を与えると良いでしょう。
×痙攣性便秘の時に避けたいもの×
腸の緊張を抑えることが大切。
腸管粘膜に対して刺激の強い物は控えます。
便秘は、生活習慣と食生活を整えることで改善できます!
諦めずに根気よく改善していくことを目標に頑張ってみましょう(^^♪