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2023年11月27日~栄養ブログ~風邪の予防

秋の終わりに近づく11月。和名では霜月といい、霜が降り始めるころという意味があります。

空気も乾燥し、いよいよ風邪シーズン到来です。免疫機能低下を防ぎ、風邪を予防しましょう。

 

今回は、この冬の時期に積極的に摂って欲しいビタミンをご紹介します!

 

〇ビタミンA

ビタミンAは脂溶性ビタミンで、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称です。目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める役割があり、暗いところでの視力を保つ働きがあります。

皮膚と粘膜細胞は感染症に対する最初の防御ライン。ビタミンAとその代謝物はこれらの機能維持に必要なものです。

また、体内に侵入した病原体に対抗するリンパ球など白血球細胞の発生や分化にもビタミンAは欠かせません。

 

人参、ほうれん草、肉類(特にレバー)などに多く含まれています。

〇ビタミンC

ビタミンCは鉄の吸収促進や免疫力の強化、体内に侵入した異物を代謝する酵素の活性化、抗酸化作用による心疾患予防が期待できるなど、さまざまな役割を持つ栄養素です。

体内に侵入したウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に多く含まれていることから、ビタミンCを摂取することで免疫機能が強化され、病気への抵抗力が高まります。

また、ビタミンCはストレスにさらされることで急速に消費されます。不安、疲労、暑さ、寒さ、睡眠不足、また風邪などの感染症にかかった時には、意識してビタミンCを摂取しましょう。

 

柿、さつまいも、ブロッコリーなどに多く含まれています。  

〇ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎます。また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立ちます。

また、紫外線や外的刺激から肌を守り、適度な潤いを保つために必要なバリア機能を安定させます。

 

アーモンドなどのナッツ類、油脂類、南瓜などに多く含まれています。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEはそれぞれ単独で摂るよりも、一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。しっかり食べて風邪をひかない体をつくりましょう。