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INFORMATION2022年05月10日調理講座 2022年5月
今回はスチコンに関連する食材の余熱について説明
させて下さい☆
スチコンのコンビモードを活用した場合のメリットは
理解していただけたかと思います。
速く火が通ることにより食材の旨味を逃がさない等の
メリットがありますが、その先を考えていますか?
飲食店と違いどうしても私達の業界は料理が
仕上がってもすぐに食べてもらう事が出来ません。
大量の盛付が待っていますし、ベルトコンベアや
ご飯の差込や検品等があり仕上がってから提供する
までに時間がかかります。
魚の焼き物を例に出すと、
小さい事業所では昼食が10時や10時半に焼き上がって
盛付等可能ですが、それでも食事提供するまでに
1時間以上あります。
大きな事業所では盛付が終わりベルトコンベア
が流れている時間帯です。
ニシキフーズでは、中心温度の衛生基準が高めの
85℃以上に設定している為、中心温度85℃以上だと、
どんな手を使っても食材のパサつきは防げません。
ですので上から餡をかけるなどの工夫が必要に
なってきます。
何をお伝えしたいかと言うと、焼き上がりから提供
するまでに時間がかかってしまい少しでも柔らかく
食べやすい状態にしてあげたいので加熱したものは
すぐに冷ましたりする工夫が必要です。
私も含め飲食店での経験がある方は、
焼き上がったものに対して冷ます事は考えれない事か
と思いますが、
逆を言えば飲食店の場合余熱を利用した調理も知って
いるはずで、余熱の凄さを知っているはずです。
焼き上がって熱々の状態ですぐに盛付したとしても
余熱でどんどん硬くなっていってしまうので、
この余熱の部分を無くす意味で冷やしていただければ
と思います。
ブラストチラーで余熱を取るも良し、スチコンの
送風機能で余熱を取るも良し
「そんな事までしてられへん!」なら、
せめて焼き上がったならスチコンの中から出して
おくなど考えれる事は色々あると思います。
その積み重ねの気持ちがいつか患者様や
利用者様に届くと思います★